業務用脱毛機の選び方【2024年版】比較ポイントと選定のコツ
業務用脱毛機は、サロンにおいて顧客の脱毛施術を行うために必須の設備ですね。しかし、脱毛機の種類や機能、スペック、品質は多くの違いがあり、どれを選べば良いのか悩んでしまうことも多いでしょう。このコラムでは、業務用脱毛機を選ぶ際に重視すべき比較ポイントを詳しく解説します。脱毛機の選定を検討している方々にとって、最適な機器選びの参考となる情報を提供します。参考にして頂き高品質でコスパの高い脱毛機を購入出来たらと思います。
業務用脱毛の光の種類
脱毛の光の種類
脱毛の光は部位や毛質によって使い分ける事により効果が高まります。光の種類にはそれぞれ特徴があり理解した上で適した脱毛の提供をしていく必要があります。
IPL脱毛方式
IPL脱毛は、熱を毛乳頭に蓄熱しダメージを与える脱毛手法です。皮膚上に生えている毛には3種類の毛が存在してます。成長期、退行機、休止機があり成長期は毛と細胞が着毛している為、光は毛母細胞に熱を与え毛根にダメージを与えます。この時の毛の状態は毛を引っ張っても 抜けません。毛根から栄養をしっかり吸収されている状態です。退行機は毛の抜け落ちる前の状態です。例えば、髪をとかした時、自然に抜け落ちている毛が退行機と言う事です。休止機の毛は抜け落ち毛穴だけの状態です。この退行機、休止機に光を当てても脱毛効果は勿論ありません。では、成長期の毛が多く存在する時期に脱毛をしたいですよね。処理率は高くなり効率良く脱毛ができます。毛の生え替わりに合わせて脱毛をすると処理率は高くなります。より脱毛効果を高めるには部位事に毛のサイクルや成長期の存在率が変わる為その周期に合わせて脱毛をすると良いでしょう。詳しい表は下記コラムをご参照下さい。
SHR脱毛方式
SHR脱毛は、低温の光を使用して毛根にアプローチする方法で、従来の光脱毛に比べて痛みが少ない特徴があります。バルジ領域に蓄熱させ脱毛効果を出す仕組みです。バルジ領域はIPLとは又違い毛周期関係なく毛に何時も存在している為 来店集客関係なく施術を行う事ができます。業務用脱毛機選びでは、お客様の快適さも大切なポイントです。痛みを軽減するための技術や機能が搭載されている機種を選ぶことで、顧客満足度が向上します。たとえば、冷却機能やスピーディな施術を実現する機能があると、痛みを最小限に抑えられます。脱毛の光は連続の照射パワーが必要になり出力の弱い脱毛機ですと 光の瞬発連続維持が難しくなります。効果が感じられない脱毛機で無理にレベル(ジュール)を上げると脱毛機に負担が掛かかるのと、仕様に追いつかないレベルでの使用方法となり脱毛機の機器の部品全体が追いつかない仕組みになってます。効果が出ないからといって推奨されているレベル(ジュール)範囲を超えて使用する事はお勧め致しません。シャルム脱毛機ではIPL.SHRの光共に瞬発熱量を落とさずに照射が出来るのが特徴です。その為にはコンデンサ、電源ユニット、水冷タンク容量が欠かせない為、最大出力部品を搭載しています。
連射数と処理速度
業務用脱毛機の選定では、施術スピードの速さも重要です。特に、忙しいサロンでは効率よく施術を行いたいと考える店舗が多いため、1回の施術にかかる時間や、連射数を確認する必要があります。又和多くの連射数が脱毛機に搭載されていたとしてもパワーが追いつかない為、少数回転数の連射数を使用する事をメーカーから推奨される場合も多いです。一概に機器に付帯しているから回転数が多い連射数でも脱毛効果があるとは言えないと言う事です。では消費者は何処で効果がある脱毛機かを見分けるのでしょうか?脱毛機の部品スペックを表す仕様書をご覧下さい。他社と比較し最適な脱毛機を手にいれましょう。
冷却温度と持続性
脱毛では効果を得る為に冷却温度の持続性もポイントになります。冷却装置について詳しく説明していきます。
業務用脱毛機における冷却機能の重要性
業務用脱毛機の冷却機能は、主に「痛みの軽減」「肌の保護」「機器の安定性」が必要になります。脱毛時に発生する熱エネルギーを適切に管理することで、脱毛効果を発揮出来ます。また、冷却温度の維持がしっかりしていないと、機器が過熱して故障する可能性もあるため、冷却システムの性能は非常に重要です。冷却システムを動かすには水冷タンク容量や水冷ポンプだけではありません。脱毛機の内部 コンデンサ、電源ユニットも関係してきます。機器全体のスペックが必要と言う事になります。
冷却システム
冷却ユニットは、脱毛機の冷却機能の中心的役割を果たす部品です。このユニットは、冷却剤や冷却ガスを循環させることで、脱毛機の手元部分(施術ヘッド)や本体を冷却します。冷却ユニットには、以下のようなものがあります。ヒートシンクや冷却装置を補助的に冷却するためのファンも重要です。特に高出力の脱毛機では、強力な冷却ファンが必要です。
温度センサー
温度センサーは、脱毛機の温度をリアルタイムで監視し、適切な冷却が行われているかを確認するための重要な部品です。温度センサーが正確に動作することで、冷却システムが過熱や冷却不足に陥ることを防ぎ、安定した冷却温度を維持することができます。
冷却温度維持における性能と技術
業務用脱毛機の冷却機能は、その性能や技術によって大きく異なります。冷却システムの効率や安定性は、サロンでの施術体験に直結します。優れた冷却システムを搭載した脱毛機は、長時間使用しても冷却温度を一定に保つことができ、過熱による故障のリスクも減少します。
冷却機能の維持とメンテナンス
冷却システムを長期的に安定して機能させるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。特に冷却ガスや冷却液の交換、冷却ユニットの清掃が必要です。冷却システムが劣化すると、冷却温度が安定せず、施術中にお客様の不快感が増すだけでなく、脱毛機の故障や性能低下を招く可能性があります。
ハンドピースのソケット数の重要性
ハンドピースのソケット数とは、業務用脱毛機の本体に接続できるハンドピースの数を指します。ハンドピースは、脱毛を行うための「照射部分」や「冷却機能」を含む重要な役割で、複数のソケットがある脱毛機では、複数のハンドピースを同時に使用することができます。ソケット数は脱毛機の価格に大きく影響します。1つのみのソケットですととても安価な脱毛機になります。それは、機器動作にも不都合が発します。これにより、サロンでの施術効率を大きく向上させることができます。
ソケット数が施術効率に与える影響
ハンドピースのソケット数が多い脱毛機は、同時に複数のハンドピースを使用できるため、施術の効率が大きく向上します。以下のポイントでその効果を説明します。
複数の施術を同時に行える
ハンドピースのソケット数が増えることで、複数の施術を並行して行うことが可能になります。例えば、顔と脚など異なる部位の脱毛を同時に進行させることができるため、脱毛後、ボディートリートメントやフェイシャルトリートを引き続き行う場合には複数ハンドピースが付属している場合にはハンドピースを持ち変えるだけでお待たせする事なくスムーズに行えます。ハンドピースを入れ替える場合にはお待たせする事になります。これは通常ユーザーからしてみれば待たなくても良い時間です。施術というのはお客様にいかに不快に感じなリラックスして状態で行うのが重要です。特に美容業界ではサービスといった提供を必要とされます。
トラブル時のバックアップ
万が一、1つのハンドピースが故障した場合でも、別のソケットに接続された別のハンドピースで施術を続けることができます。これにより、機器が故障しても施術が中断されることなく、お客様の信頼を保つことができます。ハンドピースのソケット数が多ければ、業務の継続性が保たれ、サロンの運営におけるリスクを減少させます。
ハンドピースの種類とソケット数
業務用脱毛機には、さまざまなタイプのハンドピースがあり、各ハンドピースが特定の用途や部位に適しています。例えば、広範囲の脱毛を行うための大きなヘッドのハンドピースや、顔や敏感部位用の小さなヘッドのハンドピースなどです。これらのハンドピースを複数備えた脱毛機は、様々なニーズに対応できるため、顧客満足度が向上します。
複数のモードに対応できる
ソケット数が多い脱毛機は、異なるタイプのハンドピースを接続できるため、脱毛モードを切り替えて効率的に施術を行えます。たとえば、例えば脱毛後、同じ場所に黒ずみ改善を行いたいと希望があればハンドピースを持ち替え機器ではタッチでモードを切り替えるだけで使用が可能です。どうでしょう。一度に複数施術をスムーズに行えば売上も向上しますし、お客様にとってもメリットでしかありませんよね。
ソケット数とコストのバランス
ハンドピースのソケット数はどの脱毛機でも増やす事が出来るという事ではないです。スペックの比例する必要性があります。単に数だけ増えても意味がありません。それぞれのハンドピースのパワーは必要になります。効果を発揮出来てこそ!発揮性が出ると言う事です。
業務用脱毛機選びでのコンデンサ容量の最適化
業務用脱毛機を選ぶ際、コンデンサの容量は、脱毛機がどれだけ効率的に、安定して動作できるかを決定づける重要な要素です。容量が大きいほど、エネルギー供給の安定性や冷却性能が向上し、施術効率が高まります。しかし、過剰な容量は無駄なコストを生む可能性もあるため、サロンやクリニックの運用スタイルや使用頻度に応じた最適な容量を選ぶことが重要です。
省エネ型機器には適切な容量
コンデンサの容量とは供給した電気を溜め込み効率よく脱毛機を稼働できる事ができます。例えば、供給するV数のみが大きく電力を溜め込む容量が少ないコンデンサでは電気代がかかり、脱毛器の稼働には全く反映されていないと言う事になります。ではどの様に効率よく省エネで効率よく稼働出来るのでしょうか?供給するV数は100Vから125Vが良いでしょう。(通常の日本コンセントですので工事が不要です)
業務用脱毛機を選ぶ際に電源ユニットの容量が重要な理由【脱毛機の性能と効率を最大化】
業務用脱毛機を選ぶ際、電源ユニットの容量は、機器の性能や安定性において非常に重要な役割を果たします。電源ユニットは、脱毛機に必要な電力を供給するため、容量が不足していると、脱毛機の出力が安定せず、施術効果に大きな影響を与えます。特に高出力で連続作動する脱毛機では、電源ユニットの容量が大きいほど、エネルギー供給が安定し、機器の作動が最大限に引き出されます。業務用脱毛機における電源ユニットは、脱毛機が動作するために必要な電力を供給する重要な部品です。高出力の照射や冷却システム、その他の機能を安定して動作させるためには、十分な電力供給が求められます。特に、高速で照射を繰り返す脱毛機や冷却システムを搭載したモデルでは、電源ユニットの容量が大きいことが必須です。脱毛機で問われるのは効果だと思います。品質を確認し、体験する事をお勧め致します。
安定した高出力の供給
業務用脱毛機は、高出力の光を使用して脱毛を行うため、電源ユニットが安定した電力供給を行うことが不可欠です。容量が大きい電源ユニットは、脱毛機が必要とする大量の電力を安定的に供給できるため、施術中の出力の低下を防ぎます。
高出力の安定性
高出力光を使用する脱毛機では、瞬時に大量のエネルギーを供給する必要があります。容量が大きい電源ユニットは、必要な電力をスムーズに供給できるため、光の出力が安定し、脱毛効果が確実に得られます。電源ユニットが容量不足だと、機器の出力が低下し、効果が薄れる可能性があります。大容量の電源ユニットは、高いパフォーマンスを維持でき、脱毛効果が最大化されます。
冷却システムの効率化
業務用脱毛機には、冷却機能を搭載してますが、特に強力な冷却システムが求められます。冷却ユニットが効率的に動作するためには、安定した電力供給が必要です。電源ユニットが大容量であれば、冷却システムに十分な電力を供給でき、長時間の施術でも過熱を防ぎます。
加熱防止
高出力で動作する脱毛機は、施術中に熱が発生しやすいため、冷却機能が非常に重要です。大容量の電源ユニットは、冷却システムに必要な電力をしっかりと供給し、機器の過熱を防ぎます。
安定した施術
冷却システムが効果的に動作すれば、施術が快適に進み、肌への負担も減ります。これにより、お客様の満足度が向上し、リピーターを増やすことができます。
長時間の連続使用に対応
業務用脱毛機は、1日何度も繰り返し使用されることが多いため、長時間の連続使用に耐えられる設計が求められます。大容量の電源ユニットは、長時間の使用にも安定して電力を供給できるため、施術が途切れることなく続けられます。電源ユニットの容量が十分であれば、脱毛機を長時間にわたって使用しても安定したパフォーマンスを維持できます。これにより、1日に複数の施術を行うサロンでは効率よく対応できます。
耐久性向上
連続使用における安定性を確保できることで、機器の内部部品に負担がかかりにくくなり、脱毛機の寿命を延ばすことができます。
エネルギー効率の向上
大容量の電源ユニットは、エネルギー供給が効率的であるため、エネルギーの無駄を減らすことができます。これにより、脱毛機のランニングコストが抑えられ、経済的な運営が可能になります。
電源ユニット容量が小さい場合のデメリット
電源ユニットの容量が小さいと、脱毛機の機器全体に以下のようなデメリットが発生します。下記にまとめてみましたので参考にしてみて下さい。
出力の不安定化
容量が不足していると、脱毛機が必要とするエネルギー供給が間に合わず、出力が不安定になることがあります。特に高出力を使用する脱毛機では、施術中にエネルギー不足が起き、脱毛効果が低下する恐れがあります。
照射力の低下
電力不足によって照射が弱くなり、脱毛効果が薄れる可能性があります。これにより、顧客満足度が低下し、リピート率が減少することがあります。
冷却機能の不足
冷却システムが必要な電力を十分に得られない場合、機器が過熱しやすくなります。冷却機能が効率的に働かないと、肌トラブルや機器の故障を引き起こす原因となります。冷却が効いていないと熱が勝ってしまい痛い脱毛となり不快な施術になるでしょう。
過熱のリスク
電源ユニットが容量不足の場合、冷却機能が十分に動作せず、脱毛機が過熱しやすくなります。これにより、施術中のトラブルや脱毛機の寿命を縮める原因となります。機器に負荷をかけずに稼働出来る機器を選ぶ事が重要です。
施術中の停止や遅延
電源ユニットの容量が小さいと、長時間の連続使用に耐えられず、施術の途中で停止することがあります。これでは、施術の進行が遅れ、顧客に対して十分なサービスが提供できなくなります。途中で停止してしまうと、再起動後に施術を再開する必要があり、結果として施術時間が長くなります。これにより、サロン運営の効率が落ち、収益にも影響が出ることがあります。
サポートについて
脱毛機のトラブルシューティングのサポート体制はどの様なものなのかを事前にきいておく必要があります。トラブルが起こった際に運営がストップしてしまいます。代替え機を送付してもらう事で防ぐ事ができます。又代替え機とは購入時と同じ機器が様です。使用方法やスペックが変わる継続来店のお客様にご迷惑が掛かります。この辺りもメーカーによって違いがありますので調べておきましょう。
安全性とアフターケア
脱毛機は肌に直接触れる機器であるため、安全性の高い製品を選ぶことが最も重要です。過熱やお肌ダメージを防ぐ冷却機能が搭載されていること、また、アフターケアを重視した設計がなされているか確認することが求められます。
メンテナンスとサポート体制
業務用脱毛機の平均寿命は5年〜7年と言われています。勿論、メンテナンスを行なっていけば長く使用していただけます。メンテナンスの際にはメーカーのサポート体制も重要です。保証期間やサポート内容、故障時の対応が充実しているメーカーを選ぶことで、長期的に安心して使用できます。又メーカー以外のメンテナンスを受けると以後のメーカーからのメンテナンスが受けれない事が多いです。(例 自身での機器改造、メーカー以外での修理)
ランニングコストについて
脱毛機のランニングコストではランプの交換が定期的に必要になります。ランプ交換費用はメーカーにより異なりすので事前に調べておく必要があります。又ハンドピースはランプ交換何回迄使用出来るかも重要な事です。いずれにせよランプ、ハンドピースは消耗品になりますのでコストが必要にはなります。
まとめ
業務用脱毛機を選ぶ際には、脱毛方式、効果の持続性、痛みの軽減、処理速度、安全性、メンテナンス面など、多角的に比較することが大切です。ユーザーに快適で効果の高い脱毛を提供する事によりサロンの繁栄ににながります。より多くの顧客を獲得し、サロンの信頼性を高めることができます。導入前には、仕様書を確認し、実際脱毛器を手に取り体験して頂くと分かりやすいでしょう。