業務用脱毛機の適正価格と選び方ガイド

業務用脱毛機の適正価格と選び方ガイド

業務用脱毛機を購入・導入する際に最も重要な要素の一つが「適正価格」です。脱毛機は高額な投資であるため、慎重に選定し、費用対効果をしっかりと把握することが必要です。ここでは、業務用脱毛機の適正価格の範囲と、購入時に考慮すべきポイントについて詳しく解説します。参考にしてみて下さい。

目次

業務用脱毛機の価格帯

業務用脱毛機の価格は、機器の種類や機能、性能によって大きく異なります。脱毛機の箱タイプのみですと卓上型、タワー型のおおよその平均価格帯は以下の通りです。

卓上型業務用脱毛機

平均価格 卓士型モデル 約80万〜130万
サロンサブメニューや、予備機として購入される事が多いです。個人サロン向けの比較的手頃な価格帯。シンプルな機能で、基本的な脱毛ニーズをカバーできます。卓上型は棚が必要になりますが、機器と一体型のモデルデザインになっている事が多い傾向です。形状としては、タワー型とは横、奥行きの大きさは変わらない事が多いです。高さがタワー型の役半分以下になります。脱毛機のスペースを気にされている場合には幅、奥行きは変わらない為、その点では問題がないと言う事ですね。

タワー型業務用脱毛機

平均価格 タワー型モデル 約130万〜250万
効果を得る為に必要な部品の搭載容量が卓上型脱毛機に比べ大容量になります。効率よく効果的な脱毛が可能。高性能な冷却システムや、肌の状態を自動で判断するセンサー機能などが搭載されていることも多く、業務効率やユーザー満足度が高いです。

ハンドピースの数

ハンドピースは、脱毛機の中でも最も重要な部品の一つで、脱毛の効率や施術の快適さに大きく影響します。特にハンドピースの数や種類が価格に影響を与える重要な要素です。 

シャルム脱毛機ハンドピース

 

ハンドピースの種類

業務用脱毛機には、用途に応じた複数の光が搭載されている場合があります。ハンドピースが多機能であるほど、脱毛機の価格は高くなる傾向にあります例えば、1つの脱毛機に複数のハンドピースにIPL.SHRの光(顔用、全身用、VIO用など)が付属している場合、それだけで価格が数十万円高くなることがあります。高機能なハンドピースは、特に価格が高くなる要因です。高性能なハンドピースは、蓄熱力が持続し施術時間を短縮できるため、施術効率がアップします。こういった機能が多く搭載されていると、価格は高くなります。又、ハンドピースが低品質である場合には蓄熱力の持続や冷却装置の維持が難しくハンドピースが熱を持ってきます。ハンドピースならず、お肌に直接ふれるクリスタル部分が冷却温度を維持出来なく、同レベルでの照射が難しくなります。これはハンドピースと脱毛本体の両方の品質が問われます。

電源ユニット(電源供給)

脱毛機の動作に必要な電力を供給する電源ユニットも、価格に影響を与える部品の1つです。特に、安定した出力を維持するためには、優れた電源ユニットが必要です。高出力の電源ユニットを搭載した脱毛機は、安定性や耐久性が高いため、価格が高くなります。特に、商業用の脱毛機では、数十万円の価格差が生じじます。ではどの様な影響を受けるのでしょうか?電力供給の安定性や、電源ユニットの長寿命効率性が価格に影響を与えます。

シャルム脱毛機 2000W電源ユニット
シャルム脱毛機電源ユニット2000W

コンデンサ容量(高出力で安定した照射)

コンデンサ容量が大きいと、瞬間的に大量のエネルギーを供給できるため、高出力で安定した照射が可能になります。これにより、脱毛効率が向上し、施術時間が短縮されることが期待できます。大容量のコンデンサは、連続して高出力を必要とする施術にも対応できるため、サロンの業務用において有利です。商業利用を前提とした脱毛機において、コンデンサ容量が大きいことは、特に重要な要素となります。

シャルム脱毛機 コンデンサ60000μf
シャルム脱毛機コンデンサ60000μf

コンデンサ容量の違いによる価格差

コンデンサ容量が大きい機器は、一般的に高価である傾向があります。容量が大きければ、大電力を短時間で効率的に放出できるため、機器の設計自体が高性能化します。そのため、価格にも影響を与えるのです。

小容量のコンデンサ(低出力脱毛機)

小容量のコンデンサを搭載した業務用脱毛機は、出力が比較的低く、照射回数が多くなったり、施術速度が遅くなる可能性があります。小容量のコンデンサを搭載している脱毛機では小規模なサロンやエステ向けモデルに多く見られます。この様な脱毛機では照射回数が増える可能性があり、施術回数が多くなるため、顧客満足度やリピート率に影響が出ることがあります。

中容量のコンデンサ(標準的な出力脱毛機)

中容量のコンデンサを搭載した業務用脱毛機は、標準的な出力性能を持ち、一般的なサロンやエステ向けに適した脱毛機です。照射エネルギーの安定性が増し、施術効率も向上します。中容量のコンデンサを搭載した脱毛機は、80万円~150万円程度の価格帯が一般的です。

大容量のコンデンサ(高出力・高性能脱毛機)

大容量のコンデンサを搭載した脱毛機は、高出力を必要とする施術に適しており、安定した施術効果を求められるユーザーに求められます。大容量コンデンサを搭載した高出力モデルは、200万円~300万円以上となることがあります。最先端の技術を駆使した脱毛機や、長時間の施術に対応できる商業向けの脱毛機に多く見られます。高出力で効率的な施術が可能となり、脱毛効果を重視したユーザーに求められます。複数の施術を高速で行えるため、業務の回転率が向上します。また、連続使用でも安定した性能を発揮するため、大規模な施設や高回転のサロンにも最適です。

水冷システムの役割

水冷システムは熱からお肌を保護する役割があります。連射式脱毛機では水冷式と言い脱毛機本体に精製水を給水し水冷タンクからハンドピースを通り水冷タンク戻る仕組みになっています。ですので、ハンドピースには給水と排水のホースが付帯しています。又水冷タンクも同じ事が言えます。使用時には精製水を必ず給水状態で使用を行います。いくら精製水といえども常に脱毛機に入れた状態で稼働しますので精製水の交換をしなければ水の腐食が溜まります。これは月1回の精製水の入れ替えのメンテナンスにより腐食を防ぐ事ができます。手間と感じるかもしれませんが脱毛機を長く使用するには必ず必要なメンテナンスです。に連続の照射による熱の温度を適切に管理するために使用されます。冷却システムが容量を満たしていない脱毛機では、連続の照射の使用によって熱が発生し、それが性能低下や機器の故障につながる可能性があります。水冷タンクは、この熱を効率的に冷却し、安定した出力を維持するために必要です。

シャルム脱毛機 水冷タンク8ℓ
シャルム4000W脱毛機 水冷タンク

水冷タンクの容量と価格の関係

水冷タンクの容量は、冷却性能を決定づける要素の一つです。容量が大きいほど、多くの熱を効率的に吸収して冷却することができ、高出力の光の使用でも安定した温度を維持できます。そのため、大容量の水冷タンクを搭載した脱毛機は、冷却性能が向上しますが、これに伴い価格も高くなります。タワー型業務用脱毛機ですと搭載出来る最大容量では8ℓあれば機能を充分果たしてくれます。水冷タンク容量によっても脱毛機の本体価格は変動してきます。

まとめ

業務用脱毛機は単なる「機器」ではなく、ビジネスの収益にも直結する重要な設備です。慎重に選定し、適正価格で導入することが、長期的な成功につながります。自店舗の規模やターゲット客層に適した脱毛機を選び、信頼できるメーカーから購入することをお勧めします。業務用脱毛機の適正価格は、機能や性能によって異なりますが、個人サロンから店舗サロンまで、用途に合わせた選択が可能です。価格だけでなく、耐久性やメンテナンスコスト、サポート体制なども考慮し、最適な機器を選びましょう。最終的には、コストパフォーマンスとお客様の満足度を重視した選択が、サロン運営の成功をサポートしてくれます。

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