光の波長について

脱毛における「光の波長」とは、脱毛機器が放射する光の特定の範囲の波長を指します。一般的に、脱毛に効果的な波長は、毛根やバルジ領域に光エネルギーを吸収させて毛を処理するのに最適な範囲をご紹介していきます。

光の波長は色別に様々です。一般的に、目に見えない紫外線から可視光スペクトルは紫から赤までの色を含みます以下は一般的な色とその対応する波長の範囲です光には、目に見える光と見えない光があります。目に見える光は「可視光線(かしこうせん)」と呼ばれ、太陽光には可視光線が含まれています。目に見えない光には、日焼けのもとになる「紫外線(しがいせん)」や、テレビのリモコンなどに使われる「赤外線(せきがいせん)」などがあります。太陽光線は、波長の種類からγ(ガンマ線)、X線、紫外線、可視光線、赤外線、マイクロ波の6つに分けられます。

  • 紫:約380~450ナノメートル
  • 青:約450~495ナノメートル
  • 緑:約495~570ナノメートル
  • 黄色:約570~590ナノメートル
  • オレンジ:約590~620ナノメートル
  • 赤:約620~750ナノメートル

・紫外線(UV)
・可視光線
・赤外線(IR)

これらの波長は、光の色を定し、物質によって吸収されたり反射されたりします。脱毛をしていくにあたって必要とされる光は赤色の光になります。赤色の光の波長にも様々な光の種類があります。

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光の種類

赤色 脱毛に必要とされる光の種類によって光の波長が違ってきます。

レーザー脱毛 、IPL脱毛、SHR脱毛、LED脱毛 今現在ではこの4つの脱毛の光の波長で毛を処理していく方法があります。

レーザーの波長

レーザー光の特徴としましては、波長の幅が無くピンポイントで処理していく方法です。幅が無いと言う事はお肌に刺激も非常に強くなるデメリットがあります。毛根だけではなく直撃の光の刺激がお肌にもあたり負担がかかってきます。は短いもので694nm、長いもので1064nmこの間の波長を単一に光を放ち脱毛していく手法になります。

IPLの波長

IPLの光とは単発打ちで毛母細胞や毛胞へ刺激を与えて毛を処理していく手法です。IPLの脱毛の波長のベストつまりは効果が高い波長は530nmから1200nmです。毛の毛根の太さ、深さは部位や個人差によって様々です。例えば1日の毛の成長速度ですが 眉:0.35mm 顎:0.16mm ワキ:0.35mm 陰部:0.3mm 腕:0.3mm 足:0.21mmと生えてくるスピードも違い毛の深さも勿論違います。

ですからより効果を高める為には毛を見極め光の種類を変更していく必要があります。又、本来、一つのハンドピースからIPL.SHRの光を同時に出すハイブリッド式と言う2種類の光が出る事は出来ません。ですから脱毛機本体で波長を切り替える必要があります。

SHRの波長

SHRの光の波長はお肌には大変優しい光になってます。毛根の深さが無く細い毛等に最適です。SHRの光はバルジ領域つまりは毛を再生する場所に刺激を与え毛を処理していきます。毛周期が関係なく、光を当てて次の毛が再生してきる迄の2週間後のお手入れをしていただくと 自己処理をしないで脱毛終了迄を迎える事が出来ます。SHRの効果の高い波長は610nnから950nmとなります。蓄熱式とも言われています。

LEDの波長

LED脱毛機の光はレーザーとよく似ていますがLED脱毛機の波長は単一では無いと言う事です。804nnから812nmの波長です。つまりは肌の上の余分な光をださずに脱毛に本来必要な光の波長のみを光らせ処理していく方法です。又使用感もかなりかわりお肌に当てると 内部に蓄熱されている刺激があります。光の特徴としましては皮膚上で光らない分眩しくなく施術ができます。従来ののIPLとは刺激が全く違うので其々好みにはなるかと思います。

フォト、ラジオ波の波長

こちらの光は毛に反応する光ではなく毛根の上つまりは皮膚は表皮(ひょうひ)真皮(しんぴ)に作用出来る光になります。フォトの光は真皮層に作用し コラーゲン、エラスチンに刺激を与えお肌を整えて行きます。又ラジオ波は表皮に作用しお肌表面を整えてくれます。この2つの光ですとお肌全体を整えて美肌に導いてくれます。波長は430nmから1200nmと上の層に反応出来る光と言う事が分かります。

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